不貞行為が離婚原因になる理由と対策を解説!

不貞行為が離婚原因になる理由と対策を解説!

探偵歴20年以上のベテラン探偵です。今回は、不倫や浮気で悩んでいる方のために、離婚原因としての不貞行為について詳しく解説していきます。長年の経験から、不貞行為が離婚に与える影響は大きいと感じています。

目次

不貞行為とは?

不貞行為とは、配偶者以外の異性と性的関係を持つことを指します。つまり、既婚者が配偶者ではない異性と肉体関係を持った場合、不貞行為となります。一般的に、不倫や浮気と呼ばれるものが該当します。

不貞行為は離婚原因になる

民法770条では、以下の5つが裁判上の離婚原因(法定離婚事由)として定められています。

  1. 不貞行為
  2. 悪意の遺棄
  3. 3年以上の生死不明
  4. 強度の精神病
  5. その他婚姻を継続し難い重大な事由

つまり、配偶者の不貞行為があった場合、裁判で離婚を請求することができるのです。たとえ、不貞行為をした配偶者が離婚に同意していなくても、裁判所で離婚が認められれば、離婚が成立します。

不貞行為が発覚したら

もし、配偶者の不貞行為が発覚した場合、以下のような対応が考えられます。

  • 話し合いによる解決を試みる
  • 弁護士に相談し、法的な対応を検討する
  • 離婚調停や離婚裁判を申し立てる
  • 慰謝料請求を検討する

不貞行為をされた側の精神的苦痛に対する慰謝料も請求できます。不貞行為をした配偶者とその相手方に対して請求が可能です。

日本における不倫の実態

さて、日本における不倫の実態はどうなっているのでしょうか。ある調査によると、既婚男性の67.9%、既婚女性の46.3%が不倫経験があるという結果が出ています。また、現在不倫中の割合も、男性が41.1%、女性が31.4%と高い数値を示しています。

社会的には不倫や浮気に厳しい目が向けられていますが、実際には多くの既婚者が不貞行為に及んでいるのが現状のようです。特に近年は、SNSの普及により、異性との出会いの機会が増えていることも影響しているかもしれません。

離婚原因の中で不貞行為が占める割合

では、離婚原因の中で不貞行為はどの程度の割合を占めているのでしょうか。裁判所の統計によると、離婚調停の申立て理由として、「異性関係」は、夫からの申立てでは4番目、妻からの申立てでは5番目に多い理由となっています。

ただし、これはあくまで表面的な理由であり、実際には不貞行為が原因で「性格の不一致」といった理由で離婚に至るケースも少なくないと考えられます。

まとめ

不貞行為は、配偶者の信頼を裏切る行為であり、離婚原因としても重要視されています。もし不貞行為が発覚した場合は、弁護士に相談するなどして、適切な対応を取ることが大切です。また、不倫や浮気の問題でお悩みの方は、ぜひ当社の浮気調査サービスをご利用ください。確かな証拠を掴み、適切な解決へと導くお手伝いをさせていただきます。

最後になりましたが、本記事は法律の専門家である弁護士が書いたものではありません。不貞行為に関する法的な問題については、専門の弁護士にご相談されることをおすすめします。

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