不貞行為の慰謝料請求における時効を知ろう!

不貞行為の慰謝料請求における時効を知ろう!

不倫や浮気の痛手から立ち直るのは大変ですよね。でも、慰謝料請求を考えているなら、時効には要注意です!せっかく証拠を掴んでも、時効で請求できなくなったら悔しいですからね。では、探偵歴10年の私が、不貞行為の慰謝料請求の時効について、わかりやすく解説していきます。

目次

不貞行為の慰謝料請求、時効はいつから?

まず押さえておきたいのが、不貞行為の慰謝料請求の時効がいつから始まるかということです。民法724条によると、不貞行為の慰謝料請求権の消滅時効は以下の2つのケースで完成します。

  1. 被害者が損害と加害者を知った時から3年
  2. 不法行為の時から20年

つまり、配偶者の不貞行為を知ってから3年以内、または不貞行為があった時から20年以内に請求しないと、時効が完成してしまうんです。ここで注意したいのは、「知った時」というのは、単に疑いを持った時点ではなく、不貞行為の事実と相手が誰かを具体的に知った時点を指すということです。

不貞行為の慰謝料請求、時効のパターンを知ろう

不貞行為の慰謝料請求の時効には、いくつかのパターンがあります。探偵として多くの不倫調査を行ってきた経験から、よくあるパターンをご紹介します。

パターン1:不貞行為を知ってすぐに行動を起こすケース

不貞行為を知ってすぐに証拠を集め、3年以内に慰謝料請求をするケースです。このパターンなら、時効の心配はほとんどありません。

パターン2:不貞行為を知ってから時間が経過してしまうケース

不貞行為を知ったものの、ショックで立ち直れず、時間が経過してしまうケースです。このパターンは要注意です。3年の時効が迫っている可能性があります。

パターン3:過去の不貞行為が発覚するケース

昔の不貞行為が今になって発覚するケースです。このパターンは、20年の時効に注意が必要です。不貞行為から20年以上経過していると、請求権が消滅している可能性があります。

時効を止める方法はある?探偵が教える3つの対策

1.裁判を起こす

最も確実な方法は、裁判を起こすことです。裁判を提起すると、時効の完成が猶予されます。

2.内容証明郵便を送る

内容証明郵便で慰謝料を請求すると、6ヶ月間時効の完成が猶予されます。ただし、6ヶ月以内に裁判を起こすなどの次の行動が必要です。

3.話し合いの合意をする

慰謝料について話し合うことに合意し、それを書面に残すと、最長1年間時効の完成が猶予されます。

不貞行為の慰謝料請求、時効にまつわるQ&A

Q1:不貞行為を疑っているだけでは、時効は進行しないの?

その通りです。単に疑いを持っただけでは時効は進行しません。不貞行為の事実と相手が誰かを具体的に知った時点から時効が進行します。

Q2:離婚後に不貞行為が発覚した場合、慰謝料請求はできる?

離婚後でも、時効が完成していなければ慰謝料請求は可能です。ただし、離婚時に慰謝料について取り決めをしている場合は注意が必要です。

Q3:時効が完成した後に慰謝料を受け取ることはできる?

相手が支払う意思があれば、時効完成後でも慰謝料を受け取ることに法律上の問題はありません。

探偵からのアドバイス:早めの行動が大切!

不貞行為の慰謝料請求、時効の問題は複雑ですよね。でも、大切なのは早めの行動です。不貞行為を知ったら、まずは証拠を集めることが重要です。そして、時効が迫っている場合は、弁護士に相談するのがおすすめです。

私たち探偵は、証拠収集のプロフェッショナルです。不貞行為の証拠が必要な場合は、ぜひ探偵にご相談ください。でも、法律の専門家ではないので、具体的な法的アドバイスは弁護士さんにお願いしましょう。

最後に、不倫や浮気で悩んでいる方へ。辛い経験かもしれませんが、必ず乗り越えられます。一人で抱え込まず、専門家に相談することをおすすめします。みなさんの幸せな未来を、探偵の田中は応援しています!

(注:本記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。具体的な法的アドバイスについては、弁護士にご相談ください。)

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