平穏な日常が崩れ始めた日
春の柔らかな日差しが差し込む午後、私は何気なく夫の洗濯物を片付けていました。ふと、シャツの襟元に付いた赤いリップの跡が目に留まり、その瞬間から私の心は静かに揺れ始めたのです。結婚10年目、二人三脚で築き上げてきた信頼関係が、一瞬にして砂上の楽閣のように思えました。不安の芽生え
夫の変化は些細なことから始まりました。休日に家族で過ごすことを何より大切にしていた夫が、突然「仕事が忙しい」と言い始め、休日出勤が増えていったのです。スマートフォンのロック画面を変更し、入浴時も肌身離さず持ち歩くようになりました。
決定的な瞬間
ある雨の夜のこと。夫が入浴中、リビングに置き忘れたスマートフォンに通知が入りました。画面に映し出された「愛してる♡」というLINEメッセージ。その瞬間、浴室から飛び出してきた夫の顔は、私が10年間見たことのない表情でした。
調査依頼までの経緯
一週間後、探偵事務所に相談することを決意しました。調査費用は92万7,100円。高額でしたが、確実な証拠を得るためには必要な投資でした。
調査結果
調査開始からわずか8日で真実が明らかになりました:
不倫相手:夫の職場の後輩(28歳)
密会場所:都内大型ターミナル駅周辺のカフェ、ラブホテル
頻度:月2-3回の平日デート2
証拠写真
探偵事務所から提出された証拠写真には:
駅の待ち合わせシーン
カフェでの親密な様子
ラブホテルの出入り
解決までの道のり
弁護士と相談の結果:
不倫相手への慰謝料請求:350万円
夫への慰謝料請求:500万円
財産分与:約1,200万円
その後の生活
現在は別居中で、毎月生活費として夫から25万円を受け取っています。完全な離婚はせず、経済的に有利な別居という選択をしました。
教訓として
浮気の兆候に気づいたら、まず証拠集めを専門家に依頼することをお勧めします。探偵による調査では、8割以上のケースで浮気が発覚するといわれています。早期発見・早期対応が、その後の人生を大きく左右することを、身をもって経験しました。