不倫離婚における貯金の分割について、探偵の視点から詳しく解説します。
目次
不倫離婚と貯金:基本のキ
不倫離婚でも貯金は「財産分与」の対象となります。単純に不倫を理由に全額没収されることはありません。
財産分与とは?
財産分与とは、夫婦で築いた財産を公平に分けることを指します。結婚期間中に貯めた貯金も対象となります。
- 結婚前からあった貯金は対象外
- 相続や贈与で得た個人の財産も対象外
- 基本的には折半が原則だが、状況によって変動する
不倫と貯金:よくある誤解
誤解その1:不倫したら貯金は全部没収される
不倫をしても貯金を全額失うことはありません。財産分与の権利は不倫した側にもあります。ただし、慰謝料は別途請求される可能性があります。
誤解その2:口座の名義人が全額もらえる
結婚中に貯めた貯金は、名義人が誰であっても夫婦の共有財産とみなされ、分割対象となります。
不倫離婚での貯金分割:実際どうなるの?
基本的な流れ
- 夫婦の財産を洗い出す
- 共有財産と個人財産を区別する
- 共有財産の総額を計算
- 分割割合を決める
- 必要に応じて調整
ポイントは「寄与度」
寄与度とは、財産形成への貢献度を指します。以下のような要素が考慮されます:
- 専業主婦(夫)として家事・育児に専念していた
- 収入の差が大きい
- 節約への努力度合い
探偵の裏技:貯金を守るコツ
- 証拠を集める:相手の浪費や隠し財産の証拠を確保
- 専門家に相談:弁護士のアドバイスを受ける
- 感情的にならない:冷静な判断を心がける
- 交渉の余地を残す:対立は避ける
- 将来を見据える:長期的な視点を持つ
まとめ:覚えておくべきポイント
- 不倫しても貯金の権利は失わない
- 結婚中の貯金は基本的に共有財産
- 分割割合は状況によって変わる
- 専門家のアドバイスを受けることが重要
- 感情的にならず、冷静に対応する
なお、具体的な法的対応については、必ず弁護士に相談してください。