不倫の慰謝料相場と請求条件|離婚有無で50~300万円

不倫の慰謝料相場と請求条件|離婚有無で50~300万円

不倫の慰謝料請求について、皆さんが知っておきたい重要なポイントを7つご紹介します。

目次

1.不倫の慰謝料とは?

不倫の慰謝料とは、配偶者の不倫行為によって精神的苦痛を受けた場合に、その損害を補償するために請求できるお金のことです。不倫をされた側の配偶者は、不倫をした配偶者と不倫相手の両方に慰謝料を請求することができます。

2.慰謝料請求の条件

  1. 配偶者と不倫相手に肉体関係(性交渉等)がある
  2. 不倫相手の故意・過失があること
  3. 不倫をしている証拠がある
  4. 不倫によって権利の侵害をうけた(夫婦の婚姻関係が破綻した)
  5. 自由意志に基づいて不倫した

3.慰謝料の相場

  1. 離婚した場合:およそ200万~300万円
  2. 離婚しなかった場合:およそ50万~100万円

ただし、これはあくまで目安であり、実際の金額は、婚姻関係の影響度、婚姻期間、不倫期間、不倫の悪質性など、それぞれの夫婦の状況や不倫の状況によって前後します。

4.有効な証拠とは?

不倫の慰謝料請求で有利な証拠となるのは、「肉体関係があったと推測できるもの」です。具体的には以下のようなものが挙げられます。

  1. メール・SNSのやりとり
  2. 写真・動画
  3. 録音データ
  4. 領収書・クレジットカードの利用明細
  5. 電話の通話録音
  6. カーナビの履歴
  7. 調査会社の報告書

一方で、「肉体関係があったことがわからない日常的なもの」は、証拠として認められにくいとされています。

5.配偶者と不倫相手の双方に請求できる?

配偶者と不倫相手の双方に慰謝料を請求することは可能です。ただし、トータルの慰謝料額が二重にならないよう注意が必要です。例えば、慰謝料が200万円と認められた場合、配偶者と不倫相手にそれぞれ200万円ずつ請求はできますが、どちらか一方が200万円支払えば、もう一方からは請求できません。

6.時効にも注意

不倫の慰謝料請求には時効があります。民法第724条により、**不法行為による損害賠償の請求権は、被害者が損害及び加害者を知った時から3年間行使しないときは、時効によって消滅します。**つまり、不倫の事実と不倫相手を知ってから3年以内に請求しなければ、慰謝料請求権が消滅してしまうので注意しましょう。

7.弁護士に相談することをおすすめ

不倫の慰謝料請求は、法律が関係する難しい問題です。請求の方法を間違えると、十分な慰謝料を得られない可能性もあります。そのため、不倫の慰謝料請求を考えている方は、まずは弁護士に相談することをおすすめします。弁護士に相談すれば、どのように請求を進めていけば良いのか、適切なアドバイスを得ることができます。

以上、不倫の慰謝料請求について、知っておきたい7つのポイントをご紹介しました。最後に重要な注意点として、私は弁護士ではありませんので、本記事の内容はあくまで一般的な情報提供であり、法的判断を示すものではありません。実際に慰謝料請求をする際は、必ず専門の弁護士にご相談ください。

不倫や浮気でお悩みの方は、ぜひ一度、私たち探偵にもご相談ください。長年の経験と高度な調査スキルで、あなたのお悩み解決をサポートいたします。

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