浮気調査でGPSを使う際の注意点と効果的な活用法について、探偵の視点から解説します。
目次
GPSを使った浮気調査は違法?
GPSを使った浮気調査は、**違法になる可能性があります。**
- GPSを勝手に他人の車や持ち物に取り付けることは、器物損壊罪や住居侵入罪に当たる可能性がある
- ストーカー規制法や不正アクセス禁止法に触れる恐れもある
ただし、夫婦の共有財産である自家用車にGPSを取り付ける場合は、違法にはなりません。
GPSだけでは浮気の証拠にならない
GPSで浮気相手の家やラブホテルに行ったことが分かっても、それだけでは**浮気の決定的な証拠にはなりません。**
- 「たまたま近くにいただけ」と言い逃れされる可能性がある
- 裁判などでは、GPSの位置情報だけでは証拠能力が弱い
GPSを使う際の注意点
- 違法になるような使い方は避ける(相手の承諾なくGPSを取り付けるなど)
- GPSの位置情報だけに頼らず、他の証拠も併せて収集する
- 素人が無理に尾行や張り込みをすると、かえって相手に気づかれる恐れがある
GPSを効果的に活用するコツ
1.怪しい行動パターンを把握する
GPSで配偶者の行動を追跡し、普段と違う怪しい行動パターンを把握しましょう。例えば、
- いつもは行かない場所によく行くようになった
- 会社の最寄り駅で降りずに、別の駅で降りることが増えた
- 深夜や休日の行動が不自然になった
2.証拠能力の高い写真や動画を撮る
GPSで怪しい場所への出入りが分かったら、そのタイミングで決定的な証拠を押さえましょう。例えば、
- 浮気相手と一緒にホテルから出てくるところ
- 浮気相手の家に泊まり、翌朝出てくるところ
- デートの様子
3.複数の証拠を組み合わせる
GPSの位置情報に加え、複数の証拠を組み合わせることで、総合的に浮気を立証しましょう。
- GPSの記録
- 怪しい場所への出入りの写真や動画
- 浮気相手とのラブホテルの領収書
- LINEやメールでのやり取り
プロの探偵に依頼するのもおすすめ
素人が浮気調査を行うのは、簡単ではありません。
- 相手に気づかれずに尾行や張り込みをするのは難しい
- 決定的な証拠を撮影するタイミングを逃してしまいがち
- 違法行為に手を染めてしまうリスクもある
浮気の証拠収集はGPSだけに頼らないことが大切
浮気の証拠収集において、GPSは強力なツールの1つですが、万能ではありません。GPSの位置情報は裁判での証拠能力が弱く、GPSだけでは浮気を立証できないのです。
大切なのは、GPSで得た情報を基に、写真や動画、書類などの確実性の高い証拠を併せて収集すること。総合的に判断して初めて、浮気の事実を裏付けることができるのです。
また、探偵のプロに依頼することで、GPSを使った浮気調査をより効果的に進められます。素人では限界のある証拠収集も、探偵の手に委ねれば、安全かつ確実に行えるでしょう。
浮気の証拠集めは、GPSを上手に活用しつつ、他の手段もしっかりと組み合わせることが肝心です。一つの証拠にこだわるのではなく、多角的にアプローチすることが浮気調査の基本なのです。