不倫や浮気をされた方が、相手に書かせる「不貞行為の誓約書」について、その作り方と注意点をご説明します。
目次
不貞行為の誓約書とは?
不貞行為の誓約書とは、不倫や浮気をした配偶者に、二度と同じ過ちを繰り返さないことを誓わせる書面のことです。
- 不貞行為があったことを認めさせ、証拠化できる
- 慰謝料の支払いを約束させられる
- 再発防止の効果が期待できる
誓約書の内容と書き方
(1)不貞行為の具体的事実を認めて謝罪する文言
- 誰が、誰と、いつ、どこで、どの程度の不貞行為を行ったか
- 不倫相手が既婚者であることを認識していたか
- 夫婦関係を破壊し、精神的苦痛を与えたことへの反省と謝罪
(2)不倫相手との接触禁止
今後一切、不倫相手とは接触せず、連絡を取らないことを誓約する内容を記載します。
(3)慰謝料の支払い
不貞行為の慰謝料として、支払う金額、支払先(支払い方法)、支払い時期を明記します。
(4)違反した場合のペナルティ
接触禁止の約束に違反した場合の違約金について定めます。ただし、違約金があまりに高額だと無効になる可能性があります。
誓約書作成時の注意点
- 内容が公序良俗に反していないか
- 契約になじまない内容は盛り込まない
- 相手の自由やプライバシーを過度に制限しない
- 強要して署名させない
専門家に相談するのもおすすめ
不貞行為の誓約書を作成することで、不倫の再発防止や慰謝料請求に役立てることができます。ただ、法律が絡む内容だけに、専門知識のない方が自分で作成するのはハードルが高いかもしれません。そんなときは、弁護士など専門家に相談するのがおすすめです。