不貞行為の調査方法と注意点を解説するプロ探偵の指南

不貞行為の調査方法と注意点を解説するプロ探偵の指南

不貞行為の調査方法と注意点|プロ探偵が教える浮気調査のコツ

目次

不貞行為とは?

不貞行為とは、配偶者以外の異性と自由な意思で性的関係を持つことを指します。民法770条1項1号では、不貞行為は離婚の理由となると定められています。つまり、配偶者の不貞行為が証明できれば、裁判で離婚が認められる可能性が高くなるのです。

不貞行為の証拠とは?

不貞行為の証拠として最も重要なのは、配偶者と不倫相手の肉体関係を示すものです。具体的には以下のようなものが挙げられます。

  1. 性行為中や性行為直前後の写真や動画
  2. ラブホテルや不倫相手の部屋への出入りを捉えた写真
  3. 一緒に泊まりがけの旅行に出かけたことを示す写真
  4. 性的関係を匂わせるメールやLINEのやり取りのスクリーンショット

ただし、単に2人でデートしている写真では不十分で、あくまで肉体関係があったことを裏付ける証拠が必要です。

不貞行為の調査方法

1.写真や動画による証拠収集

まずは、配偶者の行動を写真や動画で記録することから始めましょう。ただし、プライバシーの侵害にならないよう、公共の場での撮影に留めることが重要です。自宅など私的空間での撮影は避けましょう。

2.行動記録の確認

配偶者の行動記録を詳しく把握することも効果的です。具体的には、以下のようなものを確認してみてください。

  1. クレジットカードの利用明細
  2. スマホのGPS履歴
  3. メールやSNSのやり取り

これらの記録と写真や動画の証拠を組み合わせることで、不貞行為の立証がしやすくなります。

3.探偵への依頼

どうしても自力で証拠収集が難しい場合は、探偵に依頼するのも一つの手です。探偵による調査報告書は、裁判でも有力な証拠となり得ます。ただし、費用対効果を考えて依頼するようにしましょう。

不貞行為の調査における注意点

1.プライバシーの侵害に注意

不貞行為の調査では、プライバシーの侵害に十分注意が必要です。例えば、GPS機能で相手の居場所を追跡することは違法となる可能性があります。調査は慎重に行いましょう。

2.証拠能力のある資料を収集する

裁判で証拠として採用されるためには、証拠能力のある資料を集める必要があります。例えば探偵の調査報告書であれば、以下の条件を満たしている必要があります。

  1. 不貞行為が明白な写真や映像が含まれている
  2. 日時や場所が明示されている
  3. 第三者が見ても対象者と特定できる
  4. 客観的な事実関係のみが記載されている

主観的な意見や推測が含まれる報告書は、証拠能力が低いので注意しましょう。

3.証拠収集のタイミングに気をつける

配偶者に不貞の疑いがある場合、証拠収集は早めに始めるのがおすすめです。ただし、いきなり探偵に丸投げするのではなく、ある程度自分で証拠を集めてから依頼するのが良いでしょう。費用を抑えつつ、効果的な証拠収集ができます。

最後に

不貞行為の調査は、慎重に行うことが大切です。プライバシーの侵害には十分気をつけつつ、証拠能力の高い資料を集めるよう心がけましょう。本記事の内容は、法律の専門家ではない筆者の見解に基づくものです。実際に不貞行為の調査や慰謝料請求を検討される場合は、弁護士に相談されることをおすすめします。当探偵事務所では、不倫や浮気の相談を随時受け付けております。お悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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