浮気や不倫で離婚を考えている人、もしくは既に進行中の人にとって、財産分与は避けて通れない重要な問題です。「浮気した相手に財産を分けるなんてありえない!」と思う人も多いでしょう。でも、実際はそう単純ではありません。
目次
浮気離婚における財産分与の基本
財産分与の基本的な考え方は以下の通りです:
- 財産分与とは、結婚期間中に夫婦で築いた財産を公平に分けること
- 原則として、財産は半分ずつに分けられる
- 浮気の有無は、直接的には財産分与の割合に影響しない
浮気が財産分与に与える影響
浮気が財産分与に与える影響について、以下の点が重要です:
- 慰謝料との関係:浮気した側は慰謝料を支払う必要があります
- 財産の隠匿:浮気相手への贈り物や金銭も財産分与の対象となる可能性があります
- 寄与度の考慮:浮気により家庭を顧みず、財産形成への貢献が少なかった場合、分与割合が下がることがあります
財産分与の対象となるもの
- 預貯金
- 不動産(家や土地)
- 株式や投資信託
- 車や高級時計などの動産
- 退職金(将来受け取る予定のものも含む)
- 保険の解約返戻金
財産分与の計算方法
財産分与の計算方法は以下の手順で行われます:
- 夫婦の財産を全て洗い出す
- それぞれの財産の評価額を算出する
- 合計額の半分を基準に分ける
浮気された側が有利になるケース
- 慰謝料が高額になる場合
- 浮気相手への贈与が発覚した場合
- 家事や育児への貢献が認められる場合
- 浮気が原因で収入が減少した場合
- 財産の隠匿が発覚した場合
まとめ
- 浮気があっても、原則として財産は半分ずつ
- 浮気に関連する行動が間接的に影響する可能性がある
- 証拠集めが重要で、それによって有利に立てる可能性がある
- 交渉は冷静に、専門家のアドバイスを受けながら進めるのが賢明
具体的な法的アドバイスが必要な場合は、弁護士にご相談ください。